第7回 (財)日本ダウン症協会 全国大会 <in御殿場>
●第1日目:7月26日(土)  

■懇親会
 懇親会の司会は大阪支部の会員でアナウンサーの住田功一さん。パフォーマンスは4つでした。

 
 トップはJDS東京世田谷支部ふたばの会から、「プルケア」というグループのフラダンスです。フラ歴半年から8年の人まで、月に1〜2回の練習を重ね、2曲を披露してくれました。「プアケア」は「白い花」の意味だそうです。
 
 長年お世話になった先生が引退され、新しい先生のご指導の下、基礎から練習を再開したばかりで、本番までに2曲マスターできるかどうか不安だったそうですが、みんな頑張りました!


 フラダンス披露のあと、ダウン症本人2人による乾杯です。発声は、地元静岡の湯浅美奈子さんと町田望さんでした。


 乾杯のあと、しばらく料理を楽しみ、仙台支部の荒川ファミリーの登場です。荒川知子さんとそのご家族による演奏は、第5回のJDS全国大会・広島大会のオープニング、前回の第6回仙台大会でも披露され、知子さんのリコーダーの澄み切った音色に参加者の心に染み入りました。

 4曲目のソレアードは知子さんの朗読も入り、参加者全員が歌詞カードを見ながら合唱しました。

 荒川ファミリーのあとは、少し趣向を変えて?、玉井理事長が趣味の落語を披露しました。演目は、「おばけ長屋」。

 舞台では、演者が理事長であることは伏せられたまま、「太運亭飯庵による〜おばけ長屋です」と紹介されました。太運亭飯庵は、たうんてい いいあん(ダウンっていいじゃん?)という意味でしたが、噺が始まってから、客席のあちらこちらから、「あれって、ひょっとして?」と、きちんと着物で登場した落語家が理事長であることが分かっていきました。
 
 落ち着いた雰囲気の落語が終わり、一瞬、ライトを落とした会場では、ステージの背景に映像も映し出され、音楽と共に、お馴染みのLOVE JUNKSの全国大会参加者で結成されたユニット「HAPPY HOPPER」のダンスがスタートです。

 “本人企画”として自分たちで企画を練った「HAPPY HOPPER」。LOVE JUNKSの踊りを初めて観た人も多く、ダウン症の本人たちもノリノリで、すぐにステージの前に集まってきました。

 メンバーは数人で固まって紹介され、短いパフォーマンスを披露します。もうTVで観る普通のダンサーと変わりません!!


 懇親会の最後は、今大会を準備してきたJDSの理事を中心とした実行委員のメンバー全員がステージに上がって簡単に挨拶しました。

 そして、あの槇原敬之が作詞作曲の名曲「世界に一つだけの花」を参加者も一緒になって大合唱。

 そうさ僕らも 世界に一つだけの花
 一人一人違う種を持つ 
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命になればいい

 小さい花や 大きな花 
 一つとして同じものはないから 
 No.1にならなくてもいい
 もともと特別な Only one

 関係者も参加者も、心に残るこの歌詞の意味を噛み締めたすばらしい一夜になりました。
 

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