中野 昌司
(なかの まさし)
社会福祉法人そらの会「お弁当くらぶ」勤務
東京都在住
養護学校の高等部を卒業後、東京都東村山市にある福祉作業所「お弁当くらぶ」に入所。小さい頃から色に興味をもっていた昌司さんは、絵を描くことが仕事になりました。じっくり時間をかけて色を選び、力一杯、画用紙に色を塗ります。いろいろな色を何度も同じ箇所に塗るので、画用紙が擦り切れることも多々ありますが、それが昌司さんの作風。最近は、画用紙の周りや中心部分を意図的にちぎる作品が多くなりました。絵に妥協はなく、一度描き始めるとその集中力は、ものすごい! 「東京都障害者総合美術展」や「多摩六都フェア・ぴゅあ あーと展」など、様々な美術展に入選しています。東村山市中央公民館で『色の世界』という個展も開いています。
新聞のテレビ欄やカレンダーでスケジュールチェックをするのが趣味で、大のコーヒー好きです。昌司さんの魅力の一つは、時折見せるその愛らしい笑顔。なんでも許せそうな気がして、みんなに愛されています。ここでは一人だけアートの仕事をしていますが、それについて他の所員が何か言うことはありません。展覧会に向けて日々、絵の制作に励んでいる昌司さんです。 <「お弁当くらぶ」職員:陰山晋史 記>