3月21日「世界ダウン症の日」関連行事のご報告

●3月8日:群馬支部のセミナー
困難さの原因を考える・・・

 3月8日(日)、「障害のある子どもの困難さの原因に基づく支援」というテーマで、群馬大学教育学部准教授 霜田浩信先生の講演を開催し、群馬支部の会員ほか27名が参加しました。約1時間半という限られた時間の中でしたが、心に残る言葉や自分たちに当てはまる内容が多くありました。

 霜田先生のお話の中で、障害のある子が抱えるつまずきのパターンというものが、いくつか挙げられました。

◎困難さには原因がある
◎なぜできないのか、困難さの原因を見るようにする
◎仮説でもいいので原因を考える
◎できないときに、なんでできないのかな?
と親が自分に問いかける

 このようなお話とともに、障害による困難さの中で子どもたちが普段いかに分かりにくい環境で生活しているか、また何気ない声がけに心を痛めているかを教えていただきました。

 「子どもの行動を自分の想像や常識のみに当てはめてしまいがちだが、見方を変えてみると、その子がどんなことに困っているのかが見えてくる」ということを分かりやすく丁寧に教えていただき、会場の参加者からも先生のお話に深くうなずく場面が多くみられました。ときには笑いを交えつつ、目からうろこも落としつつ、あっと言う間の1時間半のセミナーでした。

【群馬支部:福島 優子】